Part 2 : ”イタリアらしさ”の正体とは。

Part 2 : ”イタリアらしさ”の正体とは。

日本とイタリア、同じ機械、同じ原料、同じレシピでハイゲージニットを作ってみたとします。出来上がったものの“顔”や“雰囲気“は驚くほど異なるのです。関わる職人、工場の空気、湿度、気温、そして何より彼らの“肌感覚“ともいえる感性——そうした目に見えない要素が、微妙な差異として現れ、最終的なプロダクトに大きな違いを生み出します。まるで料理の隠し味のように、レシピに書き記せない誤差の積み重ねこそが、モノづくりにおける“真の価値“を作り出しているのです。

実際、今回完成したイタリア製のハイゲージ・クルーネックとポロシャツは、これまで私たちが作ってきたものとはまったく違う表情を見せています。そこに決定的な影響を与えているのが、「水」の存在でした。日本は軟水、ヨーロッパは硬水。たったそれだけの違いが、ニットの最終工程において、これほどまでに影響を与えるとは、正直驚きでした。

仕上げの工程でニットを一度水洗いすることで、不要な汚れの除去や素材の安定を図ります。そのとき、イタリアの“硬水“は、カシミヤの表面にできた毛羽をほどよく削ぎ落としてくれる。このプロセスによって、日本では出せなかった“シャリ感“と”ソリッドな手触り“が生まれるのです。これは私たちにとって、新たな発見であり、イタリア製ニットに対して抱いていた漠然とした憧れを、ようやく言語化できた瞬間でもありました。

特集ページはこちら

 

 

JOIN US

Newsletter

SIGN UP

WE WILL SEND YOU NEW ARRIVALS & EVENTS. 

新商品やイベントのお知らせをお送りします。