LVMHグループの伝統工芸とクラフトの展覧会であるメティエ ダールへの参加と、モノクル パリでのPOPUPのため、パリへ来ました。偶然ですが同じタイミングでイベントを開催して頂けるのは、とても光栄で嬉しいことです。(MONOCLE Parisでは継続して展開して頂ける事になりました。)
メティエダールは、伝統工芸と現代技術を活かしたモノづくりを目指し提案する取り組み。BODHIはその依頼を受け、「和紙」をテーマにカシミヤと和紙を用いてジャージ素材を作りました。和紙はリネンと同様に植物繊維なので性能も近く、また動物性と合わせることで双方の良さを機能として出せるかと考えています。

そもそも取り組んだことがないものですが、自分では決して考えないだろう提案をされた時、実は面白いことが起こるものですね。流れに身を任せて、ただ直向きに進めば自ずと答えが出てくるような感覚でした。

MONOCLEでは、POPUPを開催。以前から取り組みをさせて頂いていますが、店舗でのイベント&パリでは初めて。東京でもそうですが、MONOCLEのショップはどこへ行ってもいつも来ているかのような落ち着きと安心感で、本当にどの人も優しく、初対面でもwelcomeされる感じはなかなかありませんね。驚いたのはSNSを使っていないこと。スタッフの方曰く、「目の前のことを大事にしているから、SNSに捉われないようにしている」と。確かに。目の前で起こっている事を、どれだけ大切にしているか。社会が忘れかけていることをたまに感じます。

今回のBODHIは、ラグジュアリーと言われるものと、もう一つは日常の質にフォーカスしているもの。一見相反する真逆に位置してそうな取り組みですが、目的は全く同じ。どれだけ有限なものを丁寧に寄り添うことが出来るのか。いい意味で試されている同時開催が、ブランドの奥行きをより一層引き立ててくれたと感じています。
BODHI 水谷