4月は一年の中でも変化が大きい、物事が始まる時期ですね。BODHI を始めてからは、常に半年先や一年先を見据えて取り組んでいるため、展示会や行事を通して季節を実感することが多くなりました。今はすでに来年の夏を考えていて、頭の中では季節が一周しているような感覚。東京にいれば、T シャツ+デニム or スラックス or チノはベースレイヤーのように年中一緒で、季節に合わせて上に何を着ていくのかで変わる程度。トップス以外自分で作っていないので、他ブランドで次の1軍アイテムはないかと探すのはとても楽しい。完全にお客様目線になっています(笑)。
毎シーズン展示会が終わると自分なりに振り返るのですが、今回は特に大切な要素を再確認しました。一つは、BODHI が追求するのは、ニット、ジャージ、カットソーであること。もう一つはユニセックスサイズで良いことです。いつも通りのこと言っていますけど、と言われそうですが、主観で創作していると意外に気づかないこと 。なんだかとても腑に落ちて、とても吹っ切れた。同じことをずっと考えていると、ある時ふと視界が広がる、まさにそんな感覚。
最近は今のうちに揃えておきたいものをディグしている。リサーチするだけでも面白いから、沼っていく。時計、デニム、自転車、ギター…物価高といえど、上がり幅が異常値。「買うなら今か」と悩むのだけれど、むしろ悩んでいる時間が実は楽しかったり。最終的にはそのヴィンテージと同ポジションの新しいものを天秤にかけて、どっちが今の自分に必要か長考。新しいものを育ててヴィンテージにしていく楽しさも捨てがたい…そんなこと考えている過程も含めて大切な時間です。
ヴィンテージで惹かれるものは、デニム、スウェット、カバーオール、軍物など、多くが単体アイテム。おそらく昔は、トータルブランドというものがそもそも少なかったのだと思うのですが、特定の分野に特化したものづくりが行われており、ストイックさに強い魅力を感じる。それこそがプロフェッショナルであり、だからこそ 50 年、60 年経った今でも人を惹きつけ続ける。一級品は時代が変わっても変わらない価値で居続けられこと。展示会で吹っ切れた頭でその考えに触れたとき、BODHI が目指し求める答えがここにありました。
BODHI 水谷