夏に求めた最適解 - ウォッシャブルシルクのシャツとパンツ

夏に求めた最適解 - ウォッシャブルシルクのシャツとパンツ

前回お話したように、25Ssよりシルク素材を新たに扱うようになりました。
同時にもう一つ扱えるようになったものは、織物素材です。これまではニット、ジャージが主流でしたが、国内工場のご協力により展開可能となりました。布帛素材は自分にとってニットジャージとはまた全くの別物。パターンが存在する作り物は素材とディテールの相性が要となります。安易に手を出すと全然良いものに仕上がらない、それは着用した際に感じる着心地や、全体のシルエットに影響してきます。ですので、私が追求したいと思うデザインのアイテムを、少しずつでも確実にバリエーションを増やしていければと思っています。

今回は開襟シャツを提案しました。昔ザンダーの写真集で見たスタイルだったか、コルビジェが着ていた姿だったか何かを見て憧れ、いつの間にか長袖の開襟は自分にとってユニフォーム。夏は薄着になりがちな中、ポケットが充実し、少しリゾート感もある襟付きのアイテムは、日常だけでなく旅のお供に最適です。加えて同素材のイージーパンツも作りました。これに白Tとサンダルかスリッポンか、ローファーか、猛暑が続く夏をラフでありながら、リラックスできるのではないか…私もこれから試すところです。

自分の求めるシルクは、内面から滲み出るような素材本来の輝きを追求しています。品の良さと派手さは紙一重です。同じものであっても使い方や見せ方によって性格が変わってしまうかのよう。BODHIのコンセプトに掲げている日常着とは、毎日着ても飽きのこない上質さ、という要素です。今回のシルク素材も、ちょっとした使い方の違いをBODHIならではにアレンジしてあります。またお手入れが本来扱い難いとされている要素を改善し、生地の段階でウォッシャブル、その他加工を施すことでデイリーユースに仕上げています。

この現代においてこれまでの先入観や定説は、技術の進歩で改善されバージョンアップを繰り返しています。最初から上質な良いものは、どう経年変化してもより良いものになりますし、長く愛用できる秘訣でもあります。最近思うのは、少し使い古したように自分に馴染む様が素敵だということ。そんな使い方をして頂けたら幸いです。これからも妥協すること無く、天然素材の追求を続けていきたいと思います。ぜひBODHIのシルクを体感して下さい。

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