【DESIGNER'S DIARY】October, 10月

【DESIGNER'S DIARY】October, 10月

ご無沙汰しております。
気づけば10月になっていて、しばらく間が空いてしまいました。1ヶ月も雨が続くと、流石に気が滅入りますし、やる気も失いますね。やっぱり太陽の光とか、気持ちいい風を感じることって、人にとって大事なエネルギーなんだと思いました。


最近は、来年の秋冬、27AWの企画を考えています。今年と去年だけ見ても、この頃の気候は全く違いますね。年々、予測不可能な環境の変化が増えているように感じます。そんな中でも、いつも同じような気分でいられるもの。それこそ究極の日常なんじゃないかと思いながら、素材を見直したり、機能性を追求したりして企画しています。


今年作ったシルクカシミヤの素材は、まさにそんな考えから生まれたものです。実は昔に一度作ったことがあるのですが、その時よりも質を良くして、軽量化し、起毛が出にくい仕様にアップデートしました。ニット組織で作ったスウェット、というのがイメージです。パイル地のスウェットくらいの適度なボリュームがあって、なんとも言えない心地よさがある。シルクの光沢も控えめながらちゃんと備えていて、見た目も魅力的です。でも、ステッチはバリバリの二本針。そこはあえてカジュアルなディテールにしています。自分はやっぱり、相反する要素が一緒にあることが好きなんだと思います。


最近はもっぱら501やブラックデニムを履くことが多くて、タンクトップにシルカシで完成。この組み合わせの色違いがあれば、冬になるまでしばらく大丈夫そうです。昔から好きだったスタイルに、結局スウェットが自分の作るものとして加わっただけなのかもしれません。好きなものって、意外と変わらないものだなと、しみじみ思います。年々、物価は上がる一方。今のうちに501も買っておかないと……。同じもののストックが、どんどん溜まっていきがちです。


気候も環境も変わっていくけれど、自分が心地いいと思うものや、好きだと思うものは、やっぱり変わらない。変わらないものを大切にしながら、その時々に合わせて少しずつ更新していく。あとは経験することで自分の身になっていくことが、楽しいし個性になるのだと。最近は、そんなことを考えながら、着て頂く方に満足できる価値を伝えられるよう、これからも務めていきます。

シルクカシミヤシリーズはこちら
https://bodhi-cashmere.com/collections/opal-series

 

BODHI 水谷